USBメモリーやSDカードをICカードとして利用可能なICカードエミュレーターソフト
myuToken(ミュトークン)は、独自技術によりUSBメモリーやSDカードなどのフラッシュメモリーカードをICカードにすることができるICカードエミュレーターソフト(ミドルウェア)です。業界標準のMS-CAPI Microsoft Base Smart Card Crypto ProviderやPKCS#11に対応しています。手軽に手に入れることができるUSBメモリーやSDカードをICカード化できることから、ICカードアプリケーションの開発の負担を低減できます。また従来は負担が大きくICカードによる認証に二の足を踏んでいた中小企業や学校などでも小規模で導入することも可能です。
myuTokenを利用すると非常に手軽にICカードの導入を行えることが魅力です。USBメモリーやSDカードをICカードとしてエミュレートして電子証明書を添付できます。利用するにはまず利用する機器ごとにICカードとしての設定が必要となります。myuTokenを起動しメイン画面にある「カードリーダ設定」を選択します。次に機器の選択画面に出ますので、使用するUSBメモリーやSDカードなどのフラッシュメモリーカードなどを挿入し、「USBメモリーカードリーダ設定」で選択します。続いて同じ画面の中央にある「ICカード」ボタンをクリックするとドライバーのインストールが始まり、ICカードとして利用できるようになります。またシミューレーションモードなども用意され、Microsoft Base Smart Card Crypto ProviderのICカードシミュレーターとして利用することも可能です。そのほかiCanalが提供するICカードmyuCardと併用することもできるため、ICカードによる認証システムと併用して負担を少なく順次導入を進めていけます。
myuTokenは便利なICカードエミュレーターですが、インターフェースがやや簡素でソフトウェア上に説明があまりないため設定方法や操作方法などで難しいところがあります。また「ヘルプ」ボタンで起動するオンラインヘルプも現在準備中であるため、操作方法は別に用意された説明書を読むか、ホームページなどを調べる必要があり、やや手間を感じるかもしれません。
myuTokenはUSBメモリーやSDカードなどのフラッシュメモリーカードをICカードにすることができるICカードエミュレーターソフトです。情報漏えい問題などで情報の保護に注目が集まるなかmyuTokenで手軽にICカードアプリケーションの開発や、導入を検討してみてはいかがですか。
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